放課後等デイサービスで働き始めてから、初めて知ることが毎日あります。今回はダウン症について、実際の支援の場で学んだことをお伝えします。
ダウン症とは
ダウン症候群(Down syndrome)は、通常21番目の染色体が1本多く3本ある(21トリソミー)ことで生じます。1965年にWHOにより、報告者であるイギリス人のダウン博士の名前にちなんで正式名称とされました。

ダウン症のある方は、筋肉の緊張が低く、多くの場合、発達にゆっくりさが見られます。発達の道筋は通常の場合とほぼ同じですが、全体的にゆっくりと発達していきます。また、心臓の疾患、消化器系の疾患、甲状腺機能低下症、眼の疾患、難聴などを合併することがある場合もあります。(出典:国立成育医療研究センター)
療育で気をつけないといけないこと
ダウン症のお子さんと関わるとき、よく療育で使われるものでも、体に負担がかかってしまうものがあります。私も知らなかったので、ここでご紹介します。
トランポリン・シーソー

トランポリンやシーソーは、多くの子どもが喜ぶ活動ですが、ダウン症のお子さんには注意が必要です。
ダウン症のお子さんには、「環軸椎不安定症(かんじくついふあんていしょう)」という、首の骨(第1頸椎と第2頸椎)が不安定になりやすい状態が見られることがあります。この状態のとき、首に強い衝撃や急激な動きが加わると、脊髄を傷つける危険があります。
トランポリンは着地の衝撃が首に伝わること、シーソーも急な上下動が首に負担をかけることから、事前に保護者の方に確認をとったり、医師の指示を確認してから行うことが大切です。
関わる前に確認すること
ダウン症のお子さんと活動する際は、まず保護者の方から次のことを確認するようにしましょう。
- 環軸椎不安定症の検査を受けているか、結果はどうだったか
- 首に負担がかかる活動について医師から指示があるか
- 日常的に気をつけていることがあるか
知らなかった、ということがないよう、ダウン症のあるお子さんと関わる方はぜひ覚えておいてください。
ダウン症のある子どもの強みと個性
ダウン症のあるお子さんは、穏やかで社交的な性格の方が多いです。音楽やリズムを楽しむこと、人との関わりを喜ぶことが得意なお子さんも多いです。
「ゆっくり」であることは、「できない」ことではありません。その子のペースで成長していく姿を見守りながら、できることを少しずつ積み重ねていくことが、療育の基本です。
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まとめ
ダウン症のあるお子さんと関わるとき、身体面での注意点を知っておくことはとても大切です。知識があることで、安全に楽しく活動できる環境を整えることができます。
保護者の方や支援者の方と連携しながら、お子さんが安心して過ごせる場を作っていきましょう。


