片付けが苦手な子への関わり方|園や家庭でできる小さな工夫

療育・発達の悩み

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「おうちでもお片付けできるように、練習してくださいね」

園や学校の先生にそう言われて、帰り道に落ち込んだことはありませんか。わが家は、何度もあります。

この記事では、片付けが苦手だった娘のために幼稚園の先生が考えてくれた「褒められるお片付けルール」と、家庭でできる工夫をまとめました。

毎回言われて、親子で落ち込んだ日々

ADHDの特性がある娘は、お片付けがとても苦手です。

幼稚園のロッカーとお道具箱は、いつも物であふれていて、先生から「いつも〇〇ちゃんのロッカーは物であふれています」と言われる日々。

担任の先生は個別に声をかけてくれていましたが、それでもうまくいかず、家でも努力しているのにできない。毎回言われる言葉に、親子で落ち込んでいました。

先生がくれた「褒められるお片付けルール」

そんなある朝、隣のクラスの先生が「〇〇ちゃんがお片付けできて、褒められるやり方を作りました!」と、アイデアをくれたのです。

ルール①:片付ける順番を決める

「はじめにお道具箱の中、つぎに、いらない紙を捨てる」。順番が決まっていると、その通りにやっていくだけなので、どこから手をつければいいか迷いません。

ルール②:終わったら先生に報告する

これがすごいところです。片付けて終わりだと、本人には達成感がなく、なんとなくやっているだけ。「おわりました」と報告することで、先生から褒められる仕組みにしてくれたのです。

特性のある子は、できないことを指摘される機会が多く、当たり前にできたことはスルーされがちです。だからこそ、「褒められる仕組み」を作ってもらえたことが、本当にうれしかった。

家庭でも使える3つの工夫

  • ①順番を決めて、見える形にする:「①おもちゃを箱へ ②本を棚へ ③ゴミを捨てる」。紙に書いて貼っておくと、毎回同じ手順で進められます。
  • ②「できたら報告→ほめる」をセットにする:「片付け終わったら教えてね」と先に伝えておき、報告に来たら「順番どおりにできたね!」。片付けの最後に、うれしいことが待っている形にします。
  • ③物の量と「住所」を決める:物が多いほど片付けは難しくなります。よく使う物だけに絞り、「これはこの箱」と置き場所(住所)を写真やイラストで示すと、迷わず戻せます。

注意したい声かけ

「なんで片付けられないの」は、本人にも答えが分かりません。苦手の理由は、やる気ではなく「どこから手をつけるか分からない」「終わりが見えない」ことにあります。順番と報告の仕組みは、まさにそこを助けてくれるのです。

そして、もし今つらい状況なら、先生に相談してみてください。わが家は卒園間際になって「もっと早く相談すればよかった」と思いました。相談できたからこそ、残りの園生活が娘にとっても楽しいものになりました。

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片付けの手順を見える形にしたいときは、絵カードを入れられるポケットが便利です。「終わったらカードを裏返す」と、達成感も見える形になります。

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今日からできる小さな一歩

  • 片付けの順番を3ステップだけ決めて、紙に書いて貼る
  • 「終わったら教えてね」と伝えて、報告が来たら褒める
  • あふれている物を、一緒に1つだけ減らしてみる

片付けが苦手なのは、やる気の問題ではありません。仕組みが合えば、子どもは「できた!」と胸を張れます。

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