障害をもつ息子が高校に入学してからの1年を振りかえって

子育て・療育
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軽度知的障害の息子が公立の普通校に入学しての出来事を振り返ります。

第1子の息子

親にとっても初めての高校生活なので、心配事・わからないことなどたくさんありました。

入学前〜入学式まで

入学者説明会に入学後に学力テストがあることを知り、そのための課題をもらってくる。

量はたくさんではないが、課題に取り組むのが苦手な息子

春休み中、なかなか課題に取り組めず、親としては気が気ではなかったが、課題提出日の前日、当日の朝に必死にやっていました・・・。

入学式

知っている子がまったくいない環境だったので、本人とても緊張してました。

親にとっては息子が高校生になった嬉しさと不安でドキドキしてましたが、

校長先生の入学式の挨拶で「我が校を選んでくれてありがとう」の言葉がとても嬉しかったです。

入学前までは、選べる場所あるのか、受け入れてもらえるかなど心配事もあったので、校長先生の言葉に涙が出ました。

「こちらこそ、入学する機会をもらえてありがとうございます」

入学時に提出する書類

入学する前の書類

小学校、中学校の時のいじめや不登校の情報、発達面等で心配なことを書く欄がありました。

また入学式の後に個別面談の機会もあったので、そこで息子の話をすることができました。

また、担任の先生がとても明るく、面倒見のよい先生なのも、親としてはとてもありがたかったです。

制服

息子が中学校の時代はコロナ禍で、制服の着用が必ずではなく、夏は体操服登校、冬は学ランの代わりにジャージでもよかったので、高校で毎日制服を着ることは、大変でした。

例えば、Yシャツのボタンが小さいので、手先が不器用な息子は、ボタンをするのも時間がかかるし、ボタンの掛け違いもあって支度に時間がかかりました。

ネクタイもフックをかけるタイプのもので、正しく着用できず、襟の上にネクタイが載っている状態・・・

先生に聞くと、制服を綺麗に着こなせず、特にネクタイはみんな苦戦しており、朝先生が声をかけ直してくれているみたいでした。

自分の事で余裕がない息子に、身だしなみなど細かいことを伝えるのは受け付けれないので、先生が手をかけてくれたのは本当にありがたかったです。

高校生活の感想

親としての実感としては、中学校の時よりも親の話を細かくききとってくれること、また息子の苦手とすることなど細かいところや親の心配していることにきちんと対応してくれている気がしました。

また高校入学し、学力が同じレベルの子が集まっているので、授業の内容やテストも自分の実力にあったもので、本人にも負担にならずにできたと思います。

本人もはじめての定期考で「思ったより簡単だった」と言っていたので自分の実力に合っていたのだと思います

通知表で最高3しかもらったことがなかったのに、高校では、5と4がある成績表をもらってきたときは嬉しかったです

自分にあった学校に入ったことで、出来たと自信がもてたと思います。

通学

家から高校まで約10キロ

電車などの選択肢もあったが、家から駅までと電車を降りてから学校まで自転車が必要になってくるので、駐輪場の使い方や電車の乗り方など覚えることがが多いのは、息子には無理だと思い、自転車で直接行く方法を選択しました。

入学して一番困ったのは、通学路をおぼえれないこと

また中学では遅刻常習犯だったので、遅刻しないように通学するってかなり大変

彼が安心して学校に通えるようになるまで、朝と帰りは車でサポートしました。

定期テスト中は、午前のみなので、時間の管理が難しく、仕事をしながらでは大変でした。

入学してから2ヶ月は送迎をしてました。

1ヶ月ほどで道を覚えて、自分で自転車で帰れるとなってからは、行きのみ自転を車に乗せて送り、帰りは自転車

朝、自力で行けるようになってからは、朝出かける時間がどんどん遅くなっていき遅刻しないか毎朝親はヒヤヒヤしてましたが、1年でほぼ遅刻なしで登校できていたようでホッとしています。

1年を振り返り

部活動で運動部にはいり、試合も出ました。

課題も実習の記録はあったみたいですが、それ以外はなかったので家に帰ってからはYouTube漬けの毎日

3学期にインフルエンザにかかってからは体調がすぐれない日があり定期考査は欠席した教科もありましたが、それでも赤点を取ることなくなんとか2年生に進級できました。

(学期ごとに赤点がある場合は、懇談会とは別に保護者呼び出しがあったみたいで、ドキドキでした)

友達と呼べる仲のよい友達ができたわけでもないので、学校では一人で過ごすことが多いみたいですが、それでも自分で学校に行けていたのはよかったです。

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