点描写〜カラーバージョン

子育て・療育

色の線で広がる、点と線のあそび

点と点を結んで形をつくる活動に、
今回は線の色を変える工夫を加えてみました。

やっていることはとてもシンプル。
けれど、色が入ることで、子どもたちの感じ方や関わり方が、少しずつ変わってきます。

このページでは、
色の線を使った点描写の取り組みについて紹介します。


同じ活動でも、色があると見え方が変わる

黒一色の線と比べて、色の線には

  • 目に入りやすい
  • 区別しやすい
  • 取り組みやすい

という特徴があります。

点と点を結ぶという同じ作業でも、
「どこから始めるか」「どこまでやるか」を、
子ども自身が選びやすくなります。


色の線で育まれる力

見分ける力

色が違うことで、

  • どの線がどこにつながっているか
  • 今どこを描いているか

が、目で追いやすくなります。

形が複雑になっても、
混乱しにくく、安心して取り組めます。


注意を向ける力

色のある線は、自然と視線を引きつけます。

「今日は赤だけ」
「この色は後にしよう」

そんなふうに、
取り組む量や順番を調整しやすいのも特徴です。


選ぶ・決める経験

色があることで、

  • どの色から描くか
  • どの色が好きか

といった、小さな選択が生まれます。

誰かに決めてもらうのではなく、
自分で選ぶ経験は、取り組む意欲につながっていきます。


区切りをつけやすくなる

色分けされていることで、

  • 今日はここまで
  • 次はこの色から

と、活動を区切りやすくなります。

集中が長く続かない子にとっても、
再開しやすく、負担の少ない形です。


大人の関わり方のポイント

この活動では、

  • 全部やらなくていい
  • 見本どおりでなくていい
  • 順番は自由でいい

という気持ちで見守ることが大切です。

「その色、選んだんだね」
「ここまで描けたね」

結果よりも、
関わった過程に目を向けた声かけが、安心感につながります。


色の線は「正解を増やすための工夫」

色を使うことで、

  • 途中で終わってもいい
  • 線が重なってもいい
  • 見本と違ってもいい

という余白が生まれます。

この活動は、
上手に描くためのものではなく、
関わること自体を大切にする時間です。

色の線は、その助けになります。


おわりに

点と線の活動に色を加えることで、
見る力・選ぶ力・区切る力が、よりやさしく引き出されます。

その日の気分や、その子の様子に合わせて、
自由に取り入れてみてください。

同じ点描写でも、
色が変わると、見える世界も少し変わります。


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